『5月のうた』という名のレストラン

トスカーナの田園に佇む旅籠レストランから

突然ではありますが、今日をもってレストランを去ることになりました。
前のエントリーでも書きましたが,明日から,日本でのレストラン開店を目指していきたいと思います。まずは、日本に一時帰国です。

毎月第2土曜日にMontevarchiにて開かれる朝市Mercataleも始まってから4年が経ちました。今月は、行政と生産者達が集まるフォーラムもあり、トスカーナ各地から集まった売店は100を数え、今までに無い大きな規模となりました。
mercatale
あいにくの不安定な天気でしたが、生産者の方達と楽しそうに買い物をする人達で賑わっていました。こういった直売は商品が個性的質も良いのですが、なんと言っても作っている方とのやり取りが楽しい。きっと昔はあたりまえだったのでしょうね。
僕はAnghiariのヤギ乳チーズとCasentinoのパンを買って、Castel francoのアグリトゥリズモのポルケッタ(豚の丸焼き)のパニーノを食べて、ついでにGaratolonaなどなどの試飲(無料)もできて大満足でした。今回知り合った興味深い生産者さん達のところには近いうち訪問しようかと計画中です。
僕がイタリアに来てから10年経ちました。その始まりは当時シエナにあったシエナ料理学院です。今は場所をルッカに移して、名前もルッカ イタリア料理学院となり、当時学院の責任者?だったジャンルーカ氏が校長先生となって、日本からだけでなくイタリア、世界各地から集まってくる学生達にイタリア料理を教えています。

日本に帰る前に一度だけでも学院に行きたいと思い、休みの日に車を走らせました。
料理学院
学院はルッカ市郊外の細い路地の先にありました。緑に囲まれた静かな環境は、かつてのシエナの学院を思い出させてくれます。10年ぶりにジャンルーカと通訳の森田さんと再会して、今までのことや同期の友人の話をしました。
そして、熱心に料理を学ぶなんとも初々しい生徒さん達を見て、まるで10年前の自分を見ているようでした。のんびりした学院の生活とうってかわって、きっとこれから波瀾万丈の料理修行がはじまるかと思います。楽しい事もつらい事もありますが、短いイタリア滞在の間にたくさんの事を学んでいってほしいと思います。伝えたい事はたくさんあるけれど、ただひとつアドヴァイスするとしたら、イタリアにいる間はイタリア人よりもイタリア人らしくなってみたらどうでしょう。イタリア人のように感じて、考えて、おしゃべりして、笑ったり怒ったりしていたらきっと楽しいイタリア生活になると思いますよ。
9月の最終土曜日から4日間、Terranuovaの街中が祭で賑わう、Perdonoがやってきました。
perdono2009
これなら日本にもありそうな、薪オーブンとグリル。
perdono2009]
アンティークのスライサー、売り物らしいです。
perdono2009
近所の肉屋さんもショーケースを出していました。これはかわいいチーズでできた動物達。

あれもこれも欲しいのですが、日本に持って帰れないので、ここはぐっと我慢です。
Alberese郊外にあるワインメーカーPoggio Argentiera
葡萄の収穫が始まって忙しいさなか、ワインの試飲を快く引き受けてくれました。
Poggio argentiera
説明をしてくれたのはGianpaolo Paglia氏。オーセンティックなスタイルのCiliegioloやBucce、そしてモダンなスタイルのMorellino di Scansano Capatostaが印象的でした。

その夜は彼からも太鼓判を押してもらったCupiにあるその名もTorattoria di Cupiにて。
cupi
見渡す限りオリーブと葡萄畑が広がるまっただ中に,このトラットリアだけが明かりを灯してぽつんと佇んでいます。
cupi
こんな寂しいところにあって平日だというのに予約でほぼ満席でした。マレンマ牛のビステッカを食べてPoggio Argentiera Bellamarsiliaを飲んで大満足の夕食でした。
良心的なマレンマ価格で、味も良い店ですから要予約です。

taka

Author:taka
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